ガラスファイバーコート・ハイドロテックウルトラUVは㈱エスプリジャパンの商品となります。上記の画像をクリック ⇑ するとエスプリジャパンのHPに移動します。
ハイドロテックウルトラUVの化学検証した技術情報です。
目で確認する事が困難なコーティングだからこそ、目で見て確認出来る情報が必要です。当社では様々な化学的側面から検証を重ねた結果、正確な技術情報をコーティング剤を使用されるプロの事業者様と実際にコーティングをご利用されるユーザー様にご提供いたしております。
超親水(接触角)試験データ ※水滴の接触角を計測しました。
「HYDORO-TECH Ultra UV(ハイドロテックウルトラUV)」の自己洗浄機能(セルフクリーニング)を発揮する超親水性能を科学的に検証しました。試験板(白板ガラス 50mmx50mm)を準備し、コーティング施工前(なにも塗布していない板ガラス)とコーティング施工後での水滴の接触角を計測しました。試験板にそれぞれ、3μℓの水を滴下し1秒後に計測しました。
結果は施工前の接触角 21.55度、施工後の接触角 3.3度という驚きの結果となりました。使用装置:クルス社製(ドイツ) ドロップシェイプアナリシスシステム DSA10Mk2
コーティング剤の表面解析写真 ※ナノレベルを正確に計測したデータです。
この画像はコーティングの断面を電子顕微鏡(日本に2台しかない特殊な装置)で撮影しコンピュータでモニターしたデータです。
【 画像データのご説明 】 左の画像のように、コーティング被膜には約10~15nm(ナノメートル)の針状凹凸(テクスチャー)が1μ㎡に約250~260程あります。この針状凹凸が被膜の表面積を大きく広げる事になり、この広い表面積に大気中の湿度を吸着するコーティング被膜が超親水性能を発揮する仕組みになっています。※ この針状凹凸が不均一であることが親水性能を呈するためのコア技術の一つです。
コーティング層の断面を撮影しました。※コート層厚 50nm
被膜約50nmの膜の断面を撮影した写真です。
被膜はもやもやした形状をしており、スポンジ状でその中に水分を
含んでいます。
装置:FE-SEM S-4800(日立HT製)
付属EDX EMAX-420(堀場SK製)
被膜断面の元素構成を分析する位置を示したものです。
特にSiが飛びぬけていますが、これは珪素が多く含まれる事を意味しています、又Oも見られますが酸素が介入しておりSiO2(二酸化珪素を意味しています。Pt(プラチナが見られるのは、分析器に掛ける時に通電性を必要としますので通常、金やプラチナを被膜に塗布して計測しますので、ここに表れてきています)
断面観察と元素分析の結果から、基板表面には凡そ50nm程度のSiOx単層膜がついていると推測します。